ケベックの教育年数は日本と違う。
幼稚園
日本:ほとんどの子が3歳からか4歳から入園(義務ではない)
ケベック:幼稚園がない!!
小学校
日本:小学1〜6年生(7歳から義務教育)
ケベック:K→G1〜G6
6歳から義務教育(ElementaryのKindergartenクラスに入学)、5歳から入れるElementaryもある(ElemmentaryのPre-Kindergartenクラスに入学)
中学・高校
日本:中学1〜3年、高校1〜3年
ケベック:G7〜G11
中学と高校が合体してる感じ。Secondaryは5年間です。だから「Secondary」と「High school」って言い方が混在してて、たまに混乱する。
大学
日本:1〜4年
ケベック:CEGEP2〜3年
※G11のあとのコースは人によって違って、一番スタンダードなのはCEGEP2→大学2年生だけど、コースや学校によって大学1年スタートや大学3年スタートもある。
表を見てもらうのが一番早いんだけど自分で作るのめんどいなーと思ってたら、分かりやすく作ってくれてた。
さて、さらにもう1つ違うところ。それは
中学受験が一般的
なこと。申し込めば入れる学校から、振り落とされる学校まで様々。SecondaryはElementaryと違って特徴が結構あって、数学が強いとかスポーツに力入れてるとか、音楽で有名とか調べるとホント色々。そういうところは、受験でチェックされるのかも。スポーツに力入れてるのにGymクラスの成績が振るわなかったら、お互い入学してから辛いことになるもんね。
で、さらに受験のために必要な学校の成績表、これは
G5の成績表
がチェックされます。つまり「やっベーもう受験だから本腰入れなきゃ」をG6でやってたら遅いよってことだね。まぁ受験って言っても日本みたいに「筆記テストで足切り以上の点数取らないと…!!」って感じではなく、「塾?なにそれ?学校で勉強すれば良くない?」って緩い感じの受験だから、まぁ学校の授業を受けて宿題やって分からないことを質問しておけば問題なさそうな気がするけど。
で、さらにここでふと思うわけ。
一般的に親が留学生の間は英語系の教育委員会に所属してる公立の英語系小中学校に通えるんだけど、移民を目指して「移民になりたいんです!」って申請したり、市民権が取れるとフランス語系の教育委員会に所属してる学校じゃないと公立には通えなくなっちゃうの(私立なら好きなところに通える)。
あれ?私の理想的なスケジュールで行くと、王子がSecondaryの途中で移民申請する=王子はいきなりフランス語系の学校に転校しなきゃいけないんじゃない???
でも転校って入学より大変って聞くし、英語メインからフランス語メインに中学生になってから切り替わるの辛くない???
え、じゃあSecondaryは最初からフランス語系の学校に入った方がいいってこと?
え、でもそしたらフランス語できてないと入学してからの負担大きすぎるよね?
え、てことは小学校からフランス語系に進んでおいた方がいい?てか多分G5の成績表のフランス語チェックされるよね?
でも今すでに英語系にいるわけで…フランス語チェックされる用に、G5はフランス語系の小学校で成績表もらえるように転校した方がいいのかな…
いやでも、いきなりフランス語メインになって、本来の実力で成績表をもらえるもの?英語で問題解いてたのにフランス語で質問されたら質問文の意味が理解できないとかになるんじゃないの?
じゃあG4からフランス語系に移って、1年間フランス語の授業に慣れてからG5の成績表もらった方がいいってことか!
え
G4って
今年からじゃん。
はやっ。
まぁ他にも色々考えることがあって、エージェントさんに相談し、本人とも話をして、結果G4から英語系教育員会の小学校ではなくフランス語系教育委員会の小学校に転校させることになりました。
ちなみに子供の人生(成長)で大きな割合を占める小中高なので、単純に「移民申請が〜」だけで決めたわけではないです(ここに書ききれないこと、書けないこともあったりして)。
もし他にも移民申請のタイミングがお子さんの進学に影響する方がいらしたら、私立って手もあるし、お子さんの意向と特性や性格を優先して決めた方が良いと思います。あくまでもこの記事は、我が家の場合なので、こういう選択もあったんだな〜程度に読んでもらえたら嬉しいです。