シングルマザー海を越え・・・た!!

シングルマザーになって一念発起、2人の息子と語学留学!目標はカナダ永住権(*´꒳`*)

子供の性教育はいつから始めた?

我が家では私しか教える大人がいないから、私が男の子についても教えなきゃいけない状況。

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いや知らんがな!!!

 

とは言えないので、もう本に頼って既に始めてます。

 

元々性教育は早いうちからしたいなって考えてて、カナダに来たタイミングで始めました。王子が6歳、ポニョが3歳。

ちなみに一緒にお風呂に入らないようになったのは王子が4歳の頃からで、その時に「男女の身体の違い」「なんで一緒に入らないほうがいいのか」は説明したけど、多分理解も納得もしてなかったんじゃないかなぁ。でも私が断固として入らないから諦めてたんだと思う。

 

ホントは王子にはそのタイミングで性教育始めたいなって思ってたんだけど…私の両親が「そういうのは然るべき時に然るべき方法で然るべき場所で然るべく知るものだ」って考え方で(どうやって…?)、その両親と暮らしてる状況で子供に性教育なんてできなかったんだよね。

 

私自身家庭内では性に関する話題は最大のタブーとして育てられてきてたの。それはもうすごくて、ドラマでキスシーン出たらチャンネル変えるとかいうレベルではなく、キスシーンが出そうなドラマを見せてもらえなかったんだよ!(つまり夜8時以降のテレビは禁止)。

成人した時(つまり20歳の誕生日)に両親が2人並んで私の前に座って、高価そうなワインをプレゼントしてくれたの(後日後輩が落として割って飲めなかったのは余談且つ内緒の話)。そして成人の心構え的な話をされたんだけど

 

父「まぁお前も20歳になってだな、あれだ、今後、まぁお付き合いする相手も出て来るだろう」

母「お父さん!(小声)」

父「いやお母さん、お父さんは若い子が多い職場にいるからな、その辺はまぁ分かってるから、そういうものだからな、今は」

母「お父さん、そんなまだこの子は20歳なんだから!(小声)」

父「いやいや、お前もあれだろ?彼氏とか考える頃だろ?」

私「えっ、まぁ、うん、まぁ、それは、まぁ…考えるというか…まぁ…ごにょごにょ…(当時確か3、4人目の彼氏がいた)」

母「そんな…!!(絶句)」

父「いやお母さん、今の若い子はそれが当たり前の時代だから」

母「時代だからって…!(後ろを向いて涙ぐむ)」

父「お父さんはな、まぁ今の子のそういう、まぁなんだ、お付き合いするとかもな、理解してるから。まぁ今の子は20歳位ならキスとかもな、する頃だからな」

母「お父さん!!(絶叫)」

 

いや私が絶叫するかと思ったよね。この話題に突っ込めばいいのか母の反応に突っ込めばいいのか、一周回って頭の中には「ひ、ひぇぇぇ…」しか浮かばなかったわ。ちなみにこの話は、母の

 

「この子にはまだそんな話は早すぎます!!」

 

の一言で終わりました。なんか…取り敢えず心の中で深謝したw

 

まぁ日本の教育もかなり遅れてるし、更にそんな家庭で育ったので、私も色々大変な目にあってきたわけです。今思うと「あの時あったことを理解して大人に話してたらアイツもアイツも逮捕されてんじゃない?」って思うこともあったり。知識があったら防げたことや、すぐ大人に報告したであろうことを、今になっても悔しく思い返すことがあるって結構辛いし、私の大事な子供や身近な子達にそんな思いさせたくない。

 

でも!!私には男の子がどういう育ち方をするのか、どう学んでくのか、何を学ばなきゃいけないのかが、1つ上に兄がいるにも関わらず私にはサッパリなわけです。

 

然るべき時は待ってたらアカンっていうのは分かるけどw

 

というわけで、色々調べて本を読み、論文を探し、結論「できるだけ早めに始めたいから、カナダに来たタイミングでやるしかない」となったわけです。

 

でも最初は本を準備できなくて、ただ口頭で説明するだけだったんだけどイメージができないから難しかったみたい。だから、具体的に話すのは1つだけにしておきました。

子供って寝る前とか布団の中ですぐ性器を触るから(気持ちいい、楽しいから触る=おもちゃで遊んでる感覚らしい)「落ち着いて眠れなくなるから、おやすみの電気消したら触らないで寝るんだよ」って声かけたり「あんまり触りすぎて傷つけてばい菌入ったら困るから、長い時間触らないように気をつけて」って注意したりとか。「大事なところだから、大事にしないといけないよ」「いずれ赤ちゃんができるために必要になるからね」って。

これがいいか悪いか分からないけど、まぁ一応声かけたほうがいいかなーと思ってかけ続けました。

 

カナダに来て1年経つ頃、ようやく本を入手して本で教えることができたんだけど、これがすごくお役立ちな本でね〜。

ポニョにも読んで聞かせてるんだけど、王子は一人で勝手に読んで、分からないことがあると何度でも聞きに来てる。

この本で「赤ちゃんがどうやってできるのか」「どう生まれるのか」「女性と男性の体の違い、仕組み」を簡単にではあるけど、王子は理解したみたい。

 

私が去年筋腫で子宮取った時にも「もう子宮がないから生理がない」「子供は産めない」って話を、この本を使って説明したの。でも生理前症候群は残るから、それがすごく辛いんだよ〜女性は大変なんだよ〜優しくしないとダメだよ〜って吹き込んでるw

 

あとは「人を傷つける言葉」「生と死」「いじめと自殺」とかも載ってるから、人に優しくすることの大切さとかも一緒に学べるのがいいと思う!

 

私が小学生の頃は、5年生位で男女一緒に赤ちゃんの誕生みたいなビデオ見せられて全員気まずい思いをして、その後男女に分かれて女子は生理について教えられて、みたいな流れが1日あって性教育終了!あとは保健体育とか、中学生の時にも1回あったかな?程度。男子は茶化すし恥ずかしいしで、全然頭に入らないよ、あんなの。

 

この本、友達に頼まれて貸したんだけど小学校3年生の子がギリギリ「ちょっと恥ずかしいけど抵抗なく話を聞ける」感じだったって。性と生ってホントに密接に関わり合ってて、オープンにするものではないけど恥ずかしいことや汚いことではないわけで、そういう大事なことを「抵抗なく受け入れられる」時期に伝えるって大事なんじゃないかなーって、自分の経験を元に改めて思った。

 

あと、この本も買いました。

マンガでわかるオトコの子の「性 」

マンガでわかるオトコの子の「性 」

  • 作者:染矢明日香
  • 発売日: 2015/06/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

性と生の本は小さいうちは十分だと思うけど、思春期になったらまた違う情報が必要になる!!男の子の身体の仕組みとか、そういう私には未知の部分を説明できる本が必要!と思って買ったの。

 

10歳位で見せようかなーとか思って私の本棚に置いてたら、王子が勝手に読んでたw

かなり細かく説明してくれてるから、王子が直接私に質問にくることはあんまりなくて助かってる(説明できないんだもん)。

ただ、たまに質問に来てそれが分からないことだったら「調べてみよう」って一緒に調べて確認してます。男の子の身体も不思議がいっぱいだね…。

 

性教育って、生きることについて考えるきっかけになるし、自分の身を守ることにも繋がると思うんだよね。王子とポニョが、男女の違いを…なんていうんだろう、受け入れる?というか理解して、その上で良好な関係を築ける人になって欲しいなって思う。

 

 

まぁタイミングとか方法とか人それぞれ考え方が違うから、「だから早めにやったほうがいいよ!」っていうんじゃなくて、単純に「我が家ではこうやってます」って紹介でした。