ある日寝る前に、王子が突然私のお腹を撫でながら恥ずかしそうに言いました。
「ママ・・・
さくらちゃん、いつ生まれるの?」
・・・えっ?
誰?
困惑する母を尻目にちょっとはにかみながら続けます。
「僕ね、男の子ばっかりだから、女の子がいいんだ〜。絶対可愛いよね〜。」
「あ・・・うん・・・」
「ママ〜さくらちゃんはまだ?」
「えっ・・・そうね・・・まだかな〜〜〜〜」
まだ
っていうか
心当たりが一切ない。
可能性があれば「えっ、まさか妊娠したかしら!」とか「次は女の子なのね!」とかウキウキするところだろうけど、いかんせん
本当に心当たりがない。
いやしかし、子供って不思議な力があるっていうし、もしかしたら今後私が女の子を妊娠する未来が見えてるのかもしれない!
そっかー、次の子はさくらちゃんか〜でももう40歳だし、高齢出産になるから少しでも早くさくらちゃんが来るといいな〜。
と、うっかりレポートとプレゼンテーションの宿題の合間に考えて時間を潰してしまったよっていう、どうでもいい話でした。
王子はその後ずっと「何月に生まれるか」1人で当てっこしてます。
なんか・・・
ごめん。